Skip to content

MS_DotNetMicroFramework

nishi_74322014 edited this page Aug 21, 2026 · 1 revision

.NET Micro Framework

概要

Arduino(Arduino Wiring sketches(DNET_ArduinoWiringSketches.md))のような
小型マイコンボード用の技術で、

  • 後述の Netduino や、
  • FEZ Spider Starter Kit などで
    = ハンダ付け無しでハードウェアモジュールを接続し、
      プロトタイピングが可能な後述の .NET Gadgeteer のキット

使われている。

現在は、実質開発ストップ、GHI Electronics
TinyCLR OS として分岐。

補足(「実質開発ストップ」のその後): この記述は正確で、
その後、正式に終了した

【経緯】★
   2007  .NET Micro Framework 2.0 公開
         (元は SPOT = Smart Personal Objects Technology、
           MSN Direct 対応の腕時計向け技術)
   2009  【オープンソース化】(Apache License 2.0)
   2015  .NET Micro Framework 4.4 が実質的な最終版
   2018  GitHub リポジトリ(NETMF/netmf-interpreter)が
         【アーカイブ】= 開発終了 ★

【後継】
   ・【TinyCLR OS】     … GHI Electronics 製ボード専用
   ・【.NET nanoFramework】★ … コミュニティ主導の実質的な後継
       → ESP32 / STM32 等の汎用マイコンに対応
       → 詳細は [TinyCLR OS](MS_TinyCLROS) の補足を参照
【.NET Micro Framework とは何だったか】
   ・【OS 不要】でベアメタルに載る .NET 実行環境
     (Windows CE も Linux も要らない)
   ・数百 KB のフラッシュ / 数十 KB の RAM で動く
   ・C# で書け、【Visual Studio でデバッグできた】★
     → 当時としては画期的だった
       (組み込みは C 言語+専用デバッガが常識)
   ・制約
     - GC はあるが【リアルタイム性は保証されない】
     - float/double の扱いが限定的
     - 使える BCL は【ごく一部のサブセット】

Netduino

  • ボードサイズやピンの位置などの外部仕様を Arduino に合わせた 3.3v 仕様のハードウェア。

  • .NET Micro Framework 4.3 に対応し、C# で作成したアプリが動くように作られている。

  • .NET Micro Framework の動作条件を満たすために
    Arduino よりも高性能な CPU やメモリで構成されている。

  • Arduino を使うときのハード的なノウハウは流用できるが、
    Arduino のアプリ(スケッチ)は動作しない。

  • Netduino、知ってますか? - Build Insider
    http://www.buildinsider.net/small/netduino/01

補足(Netduino も販売終了): Netduino を開発していた
Wilderness Labs は、2019 年に Netduino の販売を終了し、
後継製品の Meadow(.NET Standard 対応の IoT ボード)に移行した。

【Meadow】★
   ・【フル .NET(Mono ベース)】が動く
     → .NET Standard 2.1 のライブラリがそのまま使える
     → NuGet パッケージも利用可能
   ・Netduino より格段に高性能(STM32F7)
   ・Wi-Fi / BLE 内蔵
   → 「C# で組み込み」の系譜としては
     nanoFramework と並ぶ現行の選択肢

.NET Gadgeteer

コンセプト

Arduino(Arduino Wiring sketches(DNET_ArduinoWiringSketches.md))のような思想で、

  • ハードウェアコンポーネントをソフトウェアライブラリでカプセル化する
    というコンセプトを採っている。
  • ベンダーが供給する種々のハードウェアモジュールを、ハンダ付け無しで組み立てられる。

スタック

  • アプリケーションは、.NET Micro Framework の上位層に位置する、
    ハードウェアをカプセル化した抽象度の高い .NET Gadgeteer ライブラリ(C#)を利用する。

オープンソース

  • もともとはマイクロソフトリサーチ・ケンブリッジで開発された社内ツール。

  • それが、現在はオープンソースソフトウェア/ハードウェアとなっている。

  • ライセンス

    • ソフトウェアライブラリは Apache License 2.0
    • ハードウェア設計は Creative Commons 3.0 ライセンス

補足(.NET Gadgeteer の意義): 教育・プロトタイピング用途としては
先進的な試みだった。

【何が新しかったか】★
   ・【ソケットに挿すだけ】でモジュールが繋がる
     (カメラ、ディスプレイ、SD、Wi-Fi、センサ…)
     → 電子回路の知識なしにプロトタイプが作れる
   ・Visual Studio 上に
     【ハードウェアの配線図デザイナ】があった ★
     → モジュールを線で繋ぐと
       初期化コードが自動生成される

【現在の同種のもの】
   ・【Grove システム】(Seeed Studio)… 同じ発想の
     コネクタ規格。Arduino / Raspberry Pi 向けに広く普及 ★
   ・【M5Stack】… ケース込みで積み重ねるモジュール群
   ・【Qwiic】(SparkFun)… I2C 専用の挿すだけコネクタ

   → 「ハンダ付け不要のモジュール式」という思想自体は
     【業界に定着した】。
     .NET Gadgeteer はその先駆けの一つと位置付けられる

参考

参考

電子工作

  • 電子工作 - 開発基盤部会 Wiki(DNET_Electronics.md

その他

技術との戯れ

  • .NET Micro Framework まとめ | 技術との戯れ
    https://yseosoft.wordpress.com/pages/netmf/

    1. 情報源
    2. 開発の基本
    3. 開発事例(デモデバイス)
    4. .NET Gadgeteer 各モジュールの説明とデモ
    5. Tips

デバイスドライバーズ

デバイスとITの架け橋

移行メモ(リンク切れ): blogs.msdn.microsoft.com のブログ群は
2019〜2020 年に Microsoft Learn のアーカイブへ移行しており、
上記の個別 URL は到達しない可能性が高い
同様に、Build Insider(2019 年更新終了)、ZDNet Japan の特集ページも
現在の到達性は保証されない。記録として残す。


Tags: 移行, インフラストラクチャ, .NET開発, IoT

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki

(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

Clone this wiki locally